デジタル大辞泉 「汲み分ける」の意味・読み・例文・類語 くみ‐わ・ける【×汲み分ける/酌み分ける】 [動カ下一][文]くみわ・く[カ下二]1 水などをくんで、他の容器に分ける。「洗面器に水を―・ける」2 相手の事情などを思いやって理解する。くみとる。「ここのところを―・けて、どうぞしばらく藤さんが本宅おうちに腰の落ち着くやう」〈人・梅児誉美・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「汲み分ける」の意味・読み・例文・類語 くみ‐わ・ける【汲分・酌分】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]くみわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 水などを汲んで別の器に分け移す。[初出の実例]「さし来る潮を汲み分けて見れば月こそ桶にあれ」(出典:謡曲・松風(1423頃))② 事情を察して理解する。斟酌(しんしゃく)する。くみとる。[初出の実例]「此心をよくよくくみわけて」(出典:洒落本・魂胆惣勘定(1754)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例