普及版 字通 「沁」の読み・字形・画数・意味
沁
7画
[字訓] ひたす・しみる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は心(しん)。〔説文〕十一上に水名とするが、字は(浸)・滲と声義が通じてその意に用いる。また水中の物を探ることをいう。
[訓義]
1. ひたす、しみる、しみいる。
2. さぐる。
[語系]
沁tsimは・tzim、滲shim、探thm、深sjim、また漸dziam、霑tiamと声義近く、これらはすべて一系の語である。譖tzhim、讒dzheamは、知らず知らずのうちに人の心に入りこむものをいう。
[熟語]
沁▶・沁暈▶・沁痕▶・沁潤▶・沁透▶・沁入▶・沁涼▶
[下接語]
香沁・塵沁・沢沁・露沁
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報