沃銀鉱(読み)ようぎんこう

最新 地学事典 「沃銀鉱」の解説

ようぎんこう
沃銀鉱

iodargyrite

化学組成AgIの鉱物。六方晶系,空間群P63mc, 格子定数a0.4592nm, c0.7510, 単位格子中2分子含む。柱状ないし板状の異極性結晶,花弁状・葉片状の集合。新鮮時は無色,光にさらされると黄~黄緑~灰~褐色,透明~半透明樹脂金剛光沢,条痕黄色。劈開{0001}に完全。可切性,撓とう性あり。硬度1.5, 比重5.7。薄片では無色,屈折率ω2.21, ε2.22, 光学的一軸性正。AgI(立方型)はAgの一部にCuが置換したミールサイトとして存在。銀鉱床の酸化帯に広く産する。かつての英名iodyriteを,上記に統一。名称は化学組成による。

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