最新 地学事典 「沖積層基底礫層」の解説
ちゅうせきそうきていれきそう
沖積層基底礫層
basal gravel of the“Chuseki so”
LGM(最終氷期最寒冷期)の埋没谷底の礫層(buried valley floor gravel, BG)であり,埋没谷を埋める沖積層の基底礫層である。単に“BG”と呼ばれることが多い。沖積層基底礫層の考えは,井関(1975)によって提唱され,関東平野の沖積層を研究した貝塚等はBGを形成した河川を古東京川(利根川,荒川,多摩川などの諸河川が合流した大河川)と呼んだ(S.Kaizuka et al.,1977)。BGの基底は東京低地では海面下70~80m付近にある。沖積層の器をなす埋没谷の形成は,主に段階的に海水準が低下した立川期の一連の段丘形成と関連し,BGは立川3面に連続する考えもある。参考文献:S.Kaizuka et al.(1977) Quat. Res., Vol. 8,: 32
執筆者:遠藤 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

