没す(読み)モッス

デジタル大辞泉 「没す」の意味・読み・例文・類語

もっ・す【没す】

[動サ変]ぼっ(没)する」に同じ。
観音を念ぜば波浪に―・する事なからん」〈盛衰記一八

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「没す」の意味・読み・例文・類語

もっ‐・す【没】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙ぼっする(没)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「かの観音を念せんちからに、波浪、没(モッ)(〈注〉ナミニシツム)せしむることあたはし」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)八)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙ぼっする(没)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「ヲットノ ザイクヮニ ヨッテ サイヂョノ セリャウ moxxeraruruya(モッセラルルヤ) イナヤノ コト〔御成敗式目〕」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))

ぼっ‐・す【没】

  1. 〘 自動詞 他サ行変格活用 〙ぼっする(没)

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