日本歴史地名大系 「沢水村」の解説 沢水村そうずむら 大分県:直入郡直入町沢水村[現在地名]直入町長湯(ながゆ) 沢水・山中(やまなか)久保(くぼ)・社家(しやけ)両村の東、芹(せり)川支流の馬門(まかど)川上流域に位置。正保郷帳に村名がみえ、田高四六石余・畑高八六石余、朽網(くたみ)郷に属し、水損地であった。旧高旧領取調帳では高一四三石余。江戸時代の所属組は柚柑子(ゆこうじ)村と同じで、当村には小庄屋が置かれた(安永七年大庄屋・小庄屋・横目一覧「農民一揆」所収)。東は幕府領名子山(なごやま)村・釘小野(くぎおの)村で、当地に岡藩の小制札場があった(岡藩御覧帳細注)。当村北東部の入会地を野地開畑として六町余を釘小野村に貸与していたが、元禄三年(一六九〇)一部返還を求めて相論が起き、従来どおりの入作を認めた(地方温故集)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by