河原新保村(読み)かわらしんぼむら

日本歴史地名大系 「河原新保村」の解説

河原新保村
かわらしんぼむら

[現在地名]寺井町新保しんぼ

秋常あきつね村の北、手取川下流南岸に位置し、東は下清水しもしみず(現辰口町)徳久とくひさ(現同上)出村で、字古屋敷ふるやしき集落があったが、手取川の洪水被害で現在地に移ったという(寺井町史)正保郷帳によると高三四四石余、田方一九町三反余・畑方八反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高七〇三石、免三ツ五歩、小物成はなし(三箇国高物成帳)。天保一三年(一八四二)の村御印物成等書上帳によれば散小物成として文化一四年(一八一七)から豆腐役、文政五年(一八二二)から室役、天保一三年以前から油臼役・油振売棒役を負担。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android