河合上庄(読み)かわいかみのしよう

日本歴史地名大系 「河合上庄」の解説

河合上庄
かわいかみのしよう

文安二年(一四四五)九月二日の山名持豊妙見社領寄進状(日光院文書)に「河合上庄領家半済多賀谷因幡入道跡、東河合阿方村領家半済公文給算失文料上月伊勢守跡、同河合河高村給加徴一分地頭職柏原右京亮跡」とみえる。当庄は嘉吉の乱で没落した赤松氏方の多賀谷因幡入道の跡地であったが、山名持豊が文安元年一〇月播磨討入りを企てた赤松播磨守満政退治を立願して妙見社(現八鹿町)に寄進した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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