20世紀日本人名事典 「河辺正三」の解説
河辺 正三
カワベ マサカズ
大正・昭和期の陸軍大将
- 生年
- 明治19(1886)年12月5日
- 没年
- 昭和40(1965)年3月2日
- 出身地
- 富山県砺波市
- 学歴〔年〕
- 陸士(第19期)〔明治40年〕卒,陸大〔大正4年〕卒
- 経歴
- 第一次大戦中の大正3年スイス駐在、その後参謀本部部員、昭和4年ドイツ大使館付武官。12年蘆溝橋事件当時、支那駐屯歩兵旅団長。第3軍司令官、支那派遣軍総参謀長を経て、18年ビルマ方面軍司令官となり、第15軍の牟田口司令官と共にインパール作戦を行ったが、英印軍の攻勢で作戦は失敗した。責任を問われて司令官解任。20年3月大将、同年4月航空総軍司令官、敗戦後の同年10月第1復員軍司令官となった。22年まで巣鴨拘置所に収容された。河辺虎四郎中将の兄。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報