油を乗せる(読み)あぶらをのせる

精選版 日本国語大辞典 「油を乗せる」の意味・読み・例文・類語

あぶら【油】 を 乗(の)せる

  1. 相手の気に入るようなことを言う。おべっかを使う。
    1. [初出の実例]「こりゃ川原の水(すい)めと、ほめそやされて、大じんあくまであぶらをのせ、なんと是からはなしをやめて、切(きり)なしのむしゃう酒のむまいかといひ出せは」(出典評判記役者口三味線(1699)京)
  2. 調子づいて物事を誇張して言う。
    1. [初出の実例]「かの川獺が口拍子にあぶらをのせての面白さに」(出典:浮世草子・諸道聴耳世間猿(1766)五)

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