油化学(読み)ゆかがく(その他表記)oil chemistry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「油化学」の意味・わかりやすい解説

油化学
ゆかがく
oil chemistry

水より軽くて水に溶けず,皮膚などにつけるとぬるぬるとした感じを与える物質を総称して「あぶら」という。この「あぶら」のなかには油脂と呼ばれる脂肪酸とグリセリンとのエステル化合物と,ろうといわれる脂肪酸アルコールエステルなどのほか,石油中の炭化水素などが含まれている。これらの「あぶら」の性質,成分,化学変化などを研究する学問を総称して油化学といい,ろうをも含めて油脂という場合の油脂化学 chemistry of fat and oilとほぼ同義である。塗料,石鹸,界面活性剤,可塑剤などは油脂を原料としてつくられ,油脂工業と呼ばれる化学工業を形成している。

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