油坊主(読み)アブラボウズ

デジタル大辞泉 「油坊主」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ぼうず〔‐バウズ〕【油坊主】

仏前灯明に油をさす役目の僧。
ギンダラ科の海水魚。全長1メートルを超え、頭が丸く、体は暗灰色。北太平洋北部の深海にすむ。肉は脂肪に富み、しゅん冬季

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関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「油坊主」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ぼうず‥バウズ【油坊主】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏前の灯明に油を差す役目の僧。
    1. [初出の実例]「内より、油坊主(アブラバウズ)の形(なり)をしたる男、青菅笠、黒衣の形にて」(出典:歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)三立)
  3. アブラボウズ科の海魚。体色は暗青褐色。背びれは二基で、体長は一メートル以上に達する。寒帯性で北太平洋の深海の岩礁域にすむ。肉は脂肪に富み、食べ過ぎると下痢をする。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「油坊主」の解説

油坊主 (アブラボウズ)

学名Erilepis zonifer
動物。ギンダラ科の海水魚

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