沼町村(読み)ぬままちむら

日本歴史地名大系 「沼町村」の解説

沼町村
ぬままちむら

[現在地名]古川町沼町

みや川右岸、東に小島こじま城に連なる山があり、南は沖之町おきのまち村。往古荒城あらき川が氾濫、至る所沼沢地になったのが地名の起りと伝え、今も低湿地帯で深田も多い。正徳六年(一七一六)の御巡見様願書(天木文書)によれば、田は川よりことごとく低く、深田ばかりで麦作のできる所もないと訴えている。慶長一八年(一六一三)の飛騨国郷帳では小島郷に属し、高二〇〇石。元禄検地反歩帳では高一二五石余、田九町八反余・畑八反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android