泉古屋敷遺跡(読み)いずみふるやしきいせき

日本歴史地名大系 「泉古屋敷遺跡」の解説

泉古屋敷遺跡
いずみふるやしきいせき

[現在地名]彦根市日夏町

荒神こうじん山の東山裾に立地。標高約八六メートル。遺跡所在地の字名を古屋敷といい、荒神山東側尾根上にあったと伝えられる日夏ひなつ城に関連する集落跡と考えられる。昭和五九年(一九八四)から翌年にかけて発掘調査が実施され古墳時代の遺物出土も認められたが、遺跡の中心となる遺構・遺物は一四世紀から一六世紀中葉までを主体とする室町時代後半のものであった。遺構は石組の溝や道路・土塁状遺構によって区画された九区画の地割を確認。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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