法の声(読み)ノリノコエ

デジタル大辞泉 「法の声」の意味・読み・例文・類語

のり‐の‐こえ〔‐こゑ〕【法の声】

読経説法念仏などの声。のりの音。
「―にききぞわかれぬ長き夜のねぶりをさます暁の鐘」〈玉葉集・釈教〉

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精選版 日本国語大辞典 「法の声」の意味・読み・例文・類語

のり【法】 の 声(こえ)

  1. 読経、説法、念仏、歌讚などの音声。のりの音。
    1. [初出の実例]「のりのこゑ絶えせぬ岸に水すみてしのぶるかげをくらべつるかな」(出典:書陵部本恵慶集(985‐987頃))
    2. 「車に法の声立てて、念仏申し身を砕き」(出典:謡曲・百万(1423頃))

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