法の水(読み)ノリノミズ

デジタル大辞泉 「法の水」の意味・読み・例文・類語

のり‐の‐みず〔‐みづ〕【法の水】

仏の教えが衆生しゅじょう煩悩ぼんのうを洗い清めることを、水にたとえていう語。法水ほうすい
「―にすます心の清ければけがるる袖とたれか見るべき」〈続後撰・雑中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 行末

精選版 日本国語大辞典 「法の水」の意味・読み・例文・類語

のり【法】 の 水(みず)

  1. 仏法衆生煩悩を洗い浄めるのを水にたとえていう語。法水
    1. [初出の実例]「尋ねくる契しあれば行末も流れて法の水はたえせじ」(出典:公任集(1044頃))
  2. 仏像などに注ぐ水。聖水。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android