法善寺村(読み)ほうぜんじむら

日本歴史地名大系 「法善寺村」の解説

法善寺村
ほうぜんじむら

[現在地名]柏原市法善寺一―四丁目・河原(かわはら)町・大県(おおがた)一丁目

付替え前の大和川の右岸沿い、大和川が玉串(たまくし)川と長瀬(ながせ)川に分流する二俣(ふたまた)(現八尾市)のすぐ東にあたる。村から東へ行くと、南北に東高野街道が通る。道のすぐ東山手が平野(ひらの)村。平野村からは信貴(しぎ)山への古道が通じる。当村は大県郡に属するが、西へ行くと大和川を越えてすぐ志紀郡柏原村となる。当地の旧称を津積(つつみ)里と伝え、古代の大県郡津積郷(和名抄)の地にあたる。東高野街道は長岡京・平安京時代の官道南海道と推測されており、「延喜式」に記載される南海道河内三駅の一、津積駅(駅馬七疋)が当地にあったとする説もある(異説もある)。地名法善寺はかつて当地に法禅(ほうぜん)寺という寺院があったことによる。法禅寺は現兵庫県三原(みはら)郡(淡路島)平等(びようどう)寺蔵の大般若経奥書(康和六年三月一〇日付)にみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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