法界無縁(読み)ホウカイムエン

デジタル大辞泉 「法界無縁」の意味・読み・例文・類語

ほうかい‐むえん〔ホフカイ‐〕【法界無縁】

仏語。仏の慈悲が、すべての人々に対して無差別平等であること。ほっかいむえん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法界無縁」の意味・読み・例文・類語

ほっかい‐むえん【法界無縁】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。全宇宙の一切の衆生に対して特定のものを選ばないこと。仏の慈悲やそのはたらきなどについていう。ほうかいむえん。
    1. [初出の実例]「法界無縁の功力をもってわたし給ひし橋なれば」(出典:光悦本謡曲・東岸居士(1423頃))

ほうかい‐むえんホフカイ‥【法界無縁】

  1. 〘 名詞 〙ほっかいむえん(法界無縁)
    1. [初出の実例]「死にに行く身も暫は、ここ生玉の馬場先に、ほうかいむゑんの勧進所」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android