法盛寺(読み)ほうじようじ

日本歴史地名大系 「法盛寺」の解説

法盛寺
ほうじようじ

[現在地名]桑名市萱町

かや町東側中央にあり、柳堂と号し浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来立像。この仏像には三尺余の歯があるので、歯吹阿弥陀と俗称される。もとは三河国額田ぬかた矢作やはぎ宿(現岡崎市)にあり、柳堂阿弥陀寺と称していたが、応仁年中(一四六七―六九)に兵乱を避けて、桑名郡益田ますだ庄西町に移った。元亀年中(一五七〇―七三)の長島一向一揆に参戦し、伝来宝物は散失した。のち法盛寺と改めた。慶長の町割により現在地に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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