出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…広い意味では仏教とインドの外道(げどう),儒教,道教,キリスト教との論争も宗論であるが,普通には仏教において一宗と他宗との間でなされる宗義上の論争をいう。有名なのは,8世紀の末にチベットで行われたインド僧と中国僧とによる論争で,インド側代表のカマラシーラは漸門を説き,中国側代表の大乗和尚は頓門を説いた(漸悟,頓悟)とされ,この宗論後のチベットではインド仏教が採用された。【礪波 護】 日本では,宗論は古代・中世に盛行した。…
※「法論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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