法義(読み)ほうぎ

精選版 日本国語大辞典 「法義」の意味・読み・例文・類語

ほう‐ぎ【法義】

〘名〙
[一] (ハフ:) 法の意義。また、法則として守るべき道義
※羅葡日辞書(1595)「Extraordinarius〈略〉Fǒguini(ハウギニ) ハヅレタル コト」 〔韓非子‐説疑〕
[二] (ホフ:) 仏語。
① 真実のことわり。真理
※米沢本沙石集(1283)序「是を見む人、拙き語を欺かずして、法義を覚り」
② 仏法の教えとその内容。仏法の真理。
※真言内証義(1345)「凡此仏は一切如来の寿命也、法義也、智恵也」 〔法華経‐序品〕
③ 一宗の教義。一宗の教理。
※蓮如御文章(1461‐98)四「一流真実の法義を沙汰すべからざるところに」

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普及版 字通 「法義」の読み・字形・画数・意味

【法義】ほう(はふ)ぎ

法度。〔漢書、匡衡伝〕衡~數(しばしば)上して宜を陳(の)ぶ。るにんで、經に傅(よ)りて以て對(こた)ふ。言、法義多し。

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