波を打つ(読み)ナミヲウツ

デジタル大辞泉 「波を打つ」の意味・読み・例文・類語

なみ・つ

波打なみう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「波を打つ」の意味・読み・例文・類語

なみ【波】 を 打(う)

  1. 波の表面をたたく。
    1. [初出の実例]「櫓の声波をうって腸氷る夜やなみだ〈芭蕉〉」(出典:俳諧・武蔵曲(1682))
  2. なみうつ(波打)
    1. [初出の実例]「用水が水嵩(みずかさ)増して溢るるばかり道へ波を打って」(出典婦系図(1907)〈泉鏡花〉後)
  3. なみうつ(波打)
    1. [初出の実例]「波を打つ廂髪(ひさしがみ)の」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android