波打つ(読み)ナミウツ

デジタル大辞泉 「波打つ」の意味・読み・例文・類語

なみ‐う・つ【波打つ】

[動タ五(四)]
波が寄せてくる。波がうねる。「―・つ荒磯あらいそ
波のように起伏して揺れ動く。また、起伏がある。「秋風に―・つ稲穂」「心臓が激しく―・つ」
[類語]波立つ泡立つ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「波打つ」の意味・読み・例文・類語

なみ‐う・つ【波打】

  1. 〘 自動詞 タ行五(四) 〙
  2. 波が寄せてくる。波が立つ。波を打つ。
    1. [初出の実例]「風ふけば浪打岸のまつなれやねにあらはれてなきぬべら也〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六七一)
  3. 波のように起伏・高低を生じる。波のようにうねる。波形になる。波を打つ。
    1. [初出の実例]「短か目の頭髪は少女のかわいらしい頤のはじまるあたりで、ありなしに波打ち」(出典:美少女(1962)〈河野多恵子〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android