波佐郷(読み)はざごう

日本歴史地名大系 「波佐郷」の解説

波佐郷
はざごう

現金城町波佐一帯に比定される。仁治三年(一二四二)一二月に三隅兼信が乙法師(永安兼祐)永安ながやす別符(現弥栄村)を譲り渡した際、同別符の東境として「はさ(波佐)なかをのふたつまつ(二松)」とみえる(同月二六日「三隅兼信譲状」吉川家文書)。嘉暦元年(一三二六)一二月一〇日の石見永安別符以下地頭職分文(同文書)にも永安別符の四至のうち「東波佐堺他領」「南波佐堺他領」とあり、同別符の南東に境を接していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android