波多津村(読み)はたつむら

日本歴史地名大系 「波多津村」の解説

波多津村
はたつむら

[現在地名]伊万里市波多津町はたつちよう畑津はたつ

火山岩が噴出した(御)(二三三・五メートル)が円錐状にそびえ、伊万里湾に流れる波多津川と唐津に流れる中山なかやま川の分水界にあたり、標高五〇メートル台の低い峠がある。

康和四年(一一〇二)九月二三日付肥前国源久処分状案(石志文書)に、

<資料は省略されています>

とあり、八田津と書く。

文永六年(一二六九)七月二〇日付の源留譲状案(伊万里文書)に「武末名(中略)波多道里二坪壱段三杖」とあり、同じく正中三年(一三二六)三月七日付源勝譲状案には「一所 同国やたけ並はたつの浦の田畠屋敷山野等」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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