波浪作用限界水深(読み)はろうさようげんかいすいしん

最新 地学事典 「波浪作用限界水深」の解説

はろうさようげんかいすいしん
波浪作用限界水深

wave base

波浪が海底地形堆積物運搬に影響を及ぼす限界水深。波浪条件により変化し,堆積物の粒度や運搬の程度(表層のみか完全移動か)により多様である。例えば東日本の太平洋岸での暴浪時に極細粒砂が表層のみ移動する場合では50〜60m程度である。また浅海成地層において泥層の出現する水深を静穏時波浪作用限界水深(fairweather wave base)とし波長の1/2程度とする解釈があるが,実際には波長の1/2よりもはるかに小さい水深で泥層が堆積可能である。参考文献T. Tamura et al.(2008) SEPM Spec. Publ.,No. 90: 191

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