波紋を投ずる(読み)はもんをとうずる

精選版 日本国語大辞典 「波紋を投ずる」の意味・読み・例文・類語

はもん【波紋】 を=投(とう)ずる[=投(な)げる]

何事もない静かな所を波立たせる。特に、事を起こしたり、問題を提起したりして、その影響を広げるのにいう。
弔花(1935)〈豊田三郎〉「『彼奴(あいつ)昨夜から警察に留置されてゐるんだ』と彼と一番親しい河井がいった。それは一つ波紋を投じた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android