精選版 日本国語大辞典 「波紋を描く」の意味・読み・例文・類語 はもん【波紋】 を 描(えが)く ① 水の波や音などが中心から輪を描くように広がる。[初出の実例]「強い日に射付けられた頭が、海の様に動き始めた。〈略〉歩き出すと、大地が大きな波紋(ハモン)を描(ヱガ)いた」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一七)② 波紋が広がるように、影響が周囲に及んでゆく。[初出の実例]「上人は自分の投げた礫が、あまりに大きい波紋を描いたので」(出典:頸縊り上人(1922)〈菊池寛〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例