泣く子も目を開け(読み)ナクコモメヲアケ

デジタル大辞泉 「泣く子も目を開け」の意味・読み・例文・類語

泣いている子でも、目をあけて周囲状況を見る。いくら思慮分別のない者でも、少しは時と場合とを考えて振る舞うものだ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣く子も目を開け」の意味・読み・例文・類語

なく【泣】 子(こ)も目(め)を=開(あ)け[=見(み)る・=見(み)よ]

  1. 泣きわめいている子どもでも、目を見開いて、少しは周囲の状況を見て泣くように、思慮分別の無いものでも、すこしは時と場合を考えてふるまうものだ。
    1. [初出の実例]「時もとき、折も折、なく子も目をあけ、花も何も此身のありてこそと振切」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android