泥の中の蓮(読み)でいのなかのはちす

精選版 日本国語大辞典 「泥の中の蓮」の意味・読み・例文・類語

でい【泥】 の 中(なか)の蓮(はちす)

  1. ( 蓮(はす)は泥の中から咲いても汚れに染まらず清らかであるところから ) 優秀なものは粗悪なものの中にあっても優秀さを失わないということ。汚れた環境にあっても潔白さを保つこと。泥中の蓮。
    1. [初出の実例]「極楽に必ずまゐりなんとのみぞ、ていの中のはちすのたとひあれば、乱れたる心ちなりとも、頼みて侍るなり」(出典:成尋阿闍梨母集(1073頃))

どろ【泥】 の 中(なか)の蓮(はちす)

  1. ( 蓮(はす)は泥の中に咲いていても汚れに染まらず清らかであるところから ) 汚れた環境にあっても、周囲悪習に染まらないで潔白さを保つこと。でいにはちす。泥中の蓮。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「泥の中の蓮」の解説

泥の中の蓮

[参照] 泥中の蓮

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