日本歴史地名大系 「洗井村」の解説 洗井村あらいむら 鳥取県:岩美郡岩美町洗井村[現在地名]岩美町洗井銀山(ぎんざん)村の南に位置する。新居・荒井とも記し、金谷(かねたに)・蕪島(かぶらじま)(蕪菜島とも)・横(よこ)尾・北垣(きたがき)などの支村がある(因幡志)。文明一二年(一四八〇)一一月一九日の室町幕府奉行衆下知状(石清水文書)に山城石清水(いわしみず)八幡宮領宇治蒲生(うじがもう)庄に属した横尾名の名がみえる。当村はもとは南東の鳥越(とりごえ)村を含んでおり、元禄一四年(一七〇一)の変地其外相改目録(県立博物館蔵)に「洗井村之内」として同村名がみえるが、享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「因幡誌」には一村として記載され、同一三年頃別村となり庄屋も別に置かれたと記されている。拝領高は五五四石余、本免は五ツ五分。藪役銀一匁六分余を課されており(藩史)、西館家家臣川尻氏・吉田氏のほか、箕浦氏・田村氏・永見氏の給地があった(給人所付帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by