日本歴史地名大系 「洗心庵跡」の解説 洗心庵跡せんしんあんあと 愛媛県:松山市北西海岸地域(旧和気郡地区)新浜村洗心庵跡[現在地名]松山市港山町東港山の東南麓、いま不動堂のある所に洗心庵が建っていたと伝えられる。この庵の傍らに寛政五年(一七九三)一〇月、地元の三津社の俳人方十らによって、松尾芭蕉百年忌記念のために「笠を舗いて手を入てしるかめの水」の句碑が建立された。この句碑は亀水(きすい)塚とよばれ、石手(いして)寺の花入(はないれ)塚、浮穴(うけな)郡菅生(すごう)村(現上浮穴郡久万町)の霜夜(しもよ)塚とともに有名になった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報