洗立(読み)あらいたて

精選版 日本国語大辞典 「洗立」の意味・読み・例文・類語

あらい‐たてあらひ‥【洗立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「たて」は、動作が終わったばかりである、の意を表わす ) 洗い終わって、まだ時間があまりたたないこと。洗ったばかりであること。または、そのもの。
    1. [初出の実例]「洗(アラ)ひ立(タ)ての白いものが手と首に着いてゐるのが正装なら」(出典:ケーベル先生(1911)〈夏目漱石〉)
  3. あらいだて(洗立)

あらい‐だてあらひ‥【洗立】

  1. 〘 名詞 〙 他人品行悪事などの真相を探り出して、ことさらにあばき出すこと。穿鑿(せんさく)。あらいたて。
    1. [初出の実例]「洗ひ立せぬがきれいな嫁姑」(出典:雑俳・柳多留‐七五(1822))
    2. 「併(しか)しかう云ふことを洗立(アラヒダテ)をして見た所が」(出典:かのやうに(1912)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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