洞結節(読み)ドウケッセツ

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精選版 日本国語大辞典 「洞結節」の意味・読み・例文・類語

どう‐けっせつ【洞結節】

  1. 〘 名詞 〙 心臓の右心房と上大動脈との間にある特殊な心筋。心房筋を経て心室筋に連絡し、心臓の拍動のリズムを決定するペースメーカーである。洞房結節。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の洞結節の言及

【刺激伝導系】より

…心臓は他の臓器と異なり,みずからの律動性によって絶え間なく,しかも順序よく(心房から心室へ)収縮と弛緩を繰り返し,血液循環を行っている。この律動の規則性は,右心房内大静脈開口部に存在するわずか1.5mm×0.5mmの心筋細胞の塊(洞房結節または洞結節という)の反復興奮のリズムにより調律されている。このように洞房結節は心臓の収縮,弛緩のリズム全体を決定しているので,歩調とりまたはペースメーカーpacemakerといわれる。…

※「洞結節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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