右心房(読み)ウシンボウ

デジタル大辞泉 「右心房」の意味・読み・例文・類語

う‐しんぼう〔‐シンバウ〕【右心房】

心臓の右側上方を占める部屋全身からの静脈血を受け、右心室に送る。

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精選版 日本国語大辞典 「右心房」の意味・読み・例文・類語

う‐しんぼう‥シンバウ【右心房】

  1. 〘 名詞 〙 心臓の右側上部に位置し筋肉隔壁でできた室。上方は上・下大静脈につらなり、下方房室弁を通して右心室に通じる。大静脈から送られた血液を右心室に送る。哺乳類鳥類にみられる。⇔左心房

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生活習慣病用語辞典 「右心房」の解説

右心房

心臓は 2 つの心房と 2 つの心室の 4 つの部屋から成り立っています。心房は血液を溜める部屋で、心室は血液を送り出す部屋です。右心房は、全身から血液が心臓に戻ってきたときに最初に入る部屋で、ここから右心室に血液を送ります。

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世界大百科事典(旧版)内の右心房の言及

【心臓】より

…これらは心基部の前上から出る大動脈と肺動脈を左右から取り囲む。右心房right atriumには上下の大静脈が開口するほか,心臓壁の静脈を集めた冠状静脈洞も開口する。右心房は三尖弁輪(弁輪とは各弁の基部にある結合組織性の輪状の構造をいう)で右心室に連なる。…

※「右心房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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