津呂王子宮(読み)つろおうじぐう

日本歴史地名大系 「津呂王子宮」の解説

津呂王子宮
つろおうじぐう

[現在地名]室戸市室戸岬町 津呂

津呂集落の東南端、滝(たき)ノ原(はら)の山裾に鎮座。天照大神を祀る。旧郷社。古くは王子権現と称した。天正一五年(一五八七)の東寺地検帳に神事田六筆一町三反余が記され、最御崎(ほつみさき)寺(東寺)が支配していた。元和四年(一六一八)二代藩主山内忠義が最御崎寺再興に力のあった最蔵坊に与えた書付(「南路志」所引)に「津呂権現之宮並居屋敷共其方へ申付候間、上下之船祈念可被仕候事」とみえ、海上安全祈願所として最蔵坊に預けられている。最蔵坊の居屋敷は西隣の別当寺西光(さいこう)寺の内にあり、最御崎寺の再興を終えた彼は、同寺からここに居を移して津呂湊の開削に従事した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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