日本歴史地名大系 「津屋崎村」の解説 津屋崎村つやざきむら 福岡県:宗像郡津屋崎町津屋崎村[現在地名]津屋崎町津屋崎現町域の南西部にあり、渡(わたり)半島の入江を挟んだ東側に位置する。南部は宮司(みやじ)村、西は玄界灘に面し、南方福間(ふくま)浦(現福間町)から松林が連なっている。村全体が平坦で、天神(てんじん)町・裏(うら)町・門前(もんぜん)町・沖(おき)町・出口(でぐち)町などが町立てされていた(地理全誌)。「津屋崎」は古くから史料にみえ(「応安神事次第」戊本など)、浦として開かれていた。天正二〇年(一五九二)朝鮮に出陣する途中の毛利勢が、四月二日に「つやざきの馬牧」などを見物している(「朝鮮陣留書」毛利家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報