津村秀松(読み)つむらひでまつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「津村秀松」の意味・わかりやすい解説

津村秀松
つむらひでまつ

[生]1876.6. 和歌山
[没]1939.12.23. 神戸
経済学者。 1899年東京高等商業学校専攻部 (現一橋大学) 卒業。 1900~03年欧米各国に留学。帰国後,神戸高等商業学校教授,15年法学博士。 18年辞職後,久原本店に入り理事をつとめる。その後,大阪鉄工所取締役会長,日本汽船,日本産業取締役,久原地所部,海洋社監査役を歴任福田徳三,関一らとともに,専門的経営者の養成を目標とした商科大学設立を訴えた。また 06年『国民経済雑誌』の創刊にも尽力した。主著『国民経済学原論』 (1907) ,『商業政策』 (13) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android