津江神社(読み)つえじんじや

日本歴史地名大系 「津江神社」の解説

津江神社
つえじんじや

[現在地名]黒木町今

馬場ばば鎮座祭神は国常立尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊・天照大神・天児屋根命の五神。二月初丑日に大祭を行うので、丑の宮ともよばれる。旧郷社。嘉応元年(一一六九)猫尾ねこお城主黒木助能が豊後国津江郷の鎮守津江大権現(現大分県中津江村)の分霊を勧請し、黒木村の産土神としたという(「津江神社社伝記」当社蔵)。また御前ごぜんが嶽にあった津江大権現を勧請したともいう。天正年間(一五七三―九二)の兵乱により神領を没収され、衰退したとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android