津波痕跡(読み)つなみこんせき

最新 地学事典 「津波痕跡」の解説

つなみこんせき
津波痕跡

traces of tsunami

津波が遡上したことを示す漂流物やウォーターマーク,堆積物などのこと。枯れ草や人工物などの漂流物の分布限界は,津波の浸水限界を示している。人工構造物の壁面には,泥や水面に浮かぶ枯れ草などの痕跡が残される。これをウォーターマークと呼び,津波の浸水深を知ることができる。また,植物ポールなどの人工物が津波の遡上方向に倒れている様子もよく見られ,津波の流向を知ることができる。津波堆積物の存在は,その場所への津波の到達を示しているが,津波堆積物の分布範囲は津波の浸水範囲よりも小さくなることがあるため,津波の浸水範囲を復元する際には注意が必要である。

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参照項目:津波堆積物

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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