津田休甫(読み)つだ きゅうほ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津田休甫」の解説

津田休甫 つだ-きゅうほ

?-? 江戸時代前期の俳人
主家の宇喜多氏滅亡で出家し,大坂隠棲(いんせい)。松永貞徳,松江重頼らとまじわり,大坂俳人の長老格として多数の俳書に句がみえる。奇行の人としても有名。かつて天満(てんま)栗東寺杉戸に3頭の虎をえがいたとき,ひげがないと指摘され片隅に毛抜きをかきくわえたという。明暦2年(1656)ごろ死去。63歳。別号に江斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android