津谷宿(読み)つやしゆく

日本歴史地名大系 「津谷宿」の解説

津谷宿
つやしゆく

[現在地名]本吉町 津谷明戸

気仙けせん道の宿場であり、海岸部から内陸部への道の分岐点でもあった。津谷町は二町三四間の長さで、人頭三六七人のうち七八人が町住居であった(津谷村安永風土記)。かつては本町という所に宿場町があったが、明暦三年(一六五七)現在地へ移ったという。磐井いわい津谷川つやがわ(現岩手県東磐井郡室根村)へ二里二九町一五間、本荷七八文・軽尻五一文・賃夫三九文、馬籠まごめへ一里二〇町四七間、本荷四一文・軽尻二七文・賃夫二一文、小泉こいずみへ二九町三〇間、本荷二一文・軽尻一四文・賃夫一一文、大谷おおやへ一里三一町一七間、本荷四六文・軽尻三〇文・賃夫二三文であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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