津金沢村(読み)つがねざわむら

日本歴史地名大系 「津金沢村」の解説

津金沢村
つがねざわむら

[現在地名]山形市津金沢

谷柏やがしわ村の南に位置し、白鷹しらたか丘陵東麓平地に立地。川が氾濫を繰返して沼地となり、舟で渡ったときの舟つなぎの石が現在も「つなぎ石」として山麓に残る。和合清水わごうしみずを中心におききたの三集落からなり、はな川付近に津金沢条里遺構がある。最上氏改易後は山形藩領。元和九年(一六二三)検地帳(山形県史)の表紙に「長谷堂之内津金沢」とあり、反別二六町九反余、名請人二七人が全員苗字をもっているが、これは最上氏改易後、長谷堂はせどう城主坂氏の家臣が帰農したものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android