流動分化作用(読み)りゅうどうぶんかさよう(その他表記)flowage differentiation

最新 地学事典 「流動分化作用」の解説

りゅうどうぶんかさよう
流動分化作用

flowage differentiation

マグマ溜まりが冷却する際,壁際のマグマから結晶が取り去られ,結果的に結晶分化作用が生ずる現象岩脈岩床などの開口割れ目をマグマが移動する場合,壁際ではマグマと壁岩の間に剪断力による抵抗力が働きその移動速度が低下する。そのため開口割れ目内には中心部の速度が速く,壁際に向かって低下する速度勾配が生ずる。その結果マグマ中の結晶はこの速度勾配によって速度の大きな中心部に向かって移動濃集する。

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参照項目:対流メルト分別

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関連語 高橋

岩石学辞典 「流動分化作用」の解説

流動分化作用

均質なマグマが移動する場合に,マグマ中に浮かんだ結晶が火道を上昇すると,流れの中で局部的に結晶が濃集する場合がある.花崗閃緑岩などの貫入岩体の周縁部に有色鉱物が濃集する例は広く知られているが,反対に斑糲岩体の中央に長石質塊が増加する例があり,マグマの流動で説明されている[Baragar : 1960].このような重力によらずにマグマの流動によって結晶が局部的にマグマ内部で濃集する作用を流動分化作用(flawage differentiation)という[Bhattacharji & Smith : 1964].流動分化作用には様々な機構が考えられている.

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