流竄(読み)リュウザン

デジタル大辞泉 「流竄」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ざん〔リウ‐〕【流×竄】

[名](スル)
罪によって遠隔の地に追いやること。流罪るざい。るざん。「流竄の身」
遠隔の地を流れさすらうこと。流浪るろう

る‐ざん【流×竄】

りゅうざん(流竄)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「流竄」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ざんリウ‥【流竄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 罪によって遠地に追いやられること。流罪。島流し。るざん。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔北史‐蛮伝〕
  3. 遠地にさすらいかくれること。
    1. [初出の実例]「多年外国に流竄して天外の孤客となり」(出典:月曜講演(1898)〈内村鑑三〉二)

る‐ざん【流竄】

  1. 〘 名詞 〙 遠地に追放して流すこと。流罪。流刑。りゅうざん。
    1. [初出の実例]「族門誅に及び、その余、流竄・放逐、人々生を安くせず」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)中)

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