日本大百科全書(ニッポニカ) 「流線図」の意味・わかりやすい解説 流線図りゅうせんず 統計数値を地図に表現する方法のうち、物資や人員の輸送、自動車交通などの経路、方向、量などを、帯状の線を用いて示すもの。普通は流動のルートを流動量に対応した太さの線で表すが、単位量を示す細い線を並べることもある。流動量に極端な地域差があるときは、流動量を色で区分するとか、断面が方形か円形のパイプで示す方法もある。また、人口の転出入、通勤通学人口、物資の輸移出入などの場合は、細かい経路は問題とせず、起終点を結ぶ単純な矢印の線とその太さで表される。[五條英司] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例