浅尾大吉(読み)アサオ ダイキチ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「浅尾大吉」の解説

浅尾 大吉(3代目)
アサオ ダイキチ


職業
歌舞伎俳優

本名
浅尾 友吉

別名
前名=浅尾 関十郎(4代目),俳名=車鶴

屋号
吉野屋

生年月日
明治5年 3月26日

出生地
京都府

経歴
明治10年頃、京都道場座「平仮名盛衰記」に本名で父と共演、子役・駒若丸役で初舞台を踏んだ。19年4代目浅尾関十郎を継ぎ、「難波戦記」秀頼役をつとめる。22年大阪中座、のち九州への旅芝居、29年上京し本郷春木座を経て、32年上方に戻り大阪・角座にて名題に昇進する。大正7年父の跡を継ぎ、3代目大吉襲名。主に大阪で活躍し、当たり役は宅悦。老役の弥陀六、久作も得意とした。

没年月日
昭和7年 8月28日 (1932年)

家族
父=浅尾 大吉(2代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「浅尾大吉」の解説

浅尾 大吉(3代目)
アサオ ダイキチ

明治・大正期の歌舞伎俳優



生年
明治5年3月26日(1872年)

没年
昭和7(1932)年8月28日

出生地
京都府

本名
浅尾 友吉

別名
前名=浅尾 関十郎(4代目),俳名=車鶴

屋号
吉野屋

経歴
明治10年頃、京都道場座「平仮名盛衰記」に本名で父と共演、子役・駒若丸役で初舞台を踏んだ。19年4代目浅尾関十郎を継ぎ、「難波戦記」秀頼役を勤める。22年大阪・中座、のち九州への旅芝居、29年上京し本郷・春木座を経て、32年上方に戻り大阪・角座にて名題に昇進する。大正7年父の跡を継ぎ、3代目大吉を襲名。主に大阪で活躍し、当たり役は宅悦。老役の弥陀六、久作も得意とした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浅尾大吉」の解説

浅尾大吉(4代) あさお-だいきち

1872-1932 明治-昭和時代前期の歌舞伎役者
明治5年3月26日生まれ。19年4代浅尾関十郎をつぎ,大正7年父浅尾大吉の跡をつぎ4代目を襲名。おもに大阪で活躍し,老巧な老役(ふけやく)で知られた。昭和7年8月28日死去。61歳。京都出身。本名は友吉。俳名は車鶴。屋号は吉野屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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