日本歴史地名大系 「浅草八幡社」の解説 浅草八幡社あさくさはちまんしや 大分県:大野郡大野町宮本村浅草八幡社[現在地名]大野町宮迫 宮本茜(あかね)川東岸、浅草山上にある。祭神は応神天皇・神功皇后・月夜見尊。旧県社。創建の由来は上津(あげつ)八幡社と同様とされ、天長年中(八二四―八三四)由原(ゆすはら)宮(現大分市)を勧請した金亀により祀られたと伝える(豊後国志)。同書の深山(ふかやま)八幡社(現朝地町)の項によれば、深山・上津・浅草は大野郷三宗祠と称するとあり、もともと三社は一社で、大野庄鎮守であったとも考えられる。寛永一三年(一六三六)社殿が建立され、同一九年には岡藩主中川久盛から社領として宮迫(みやざこ)村内の田高三石が寄進され、寛文八年(一六六八)には社殿が再建されている(地方温故集)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by