日本歴史地名大系 「浅草松清町」の解説 浅草松清町あさくさまつきよちよう 東京都:台東区旧浅草区地区浅草松清町[現在地名]台東区西浅草(にしあさくさ)一丁目明治二年(一八六九)浅草(あさくさ)大松寺(だいしようじ)門前・浅草(あさくさ)清光寺(せいこうじ)門前が合併して起立。同五年両門前西側の寺地や東本願寺およびその寺中と崇福(そうふく)寺の寺域を合せ、町域を広げた。曹洞宗大松寺は芝青松(せいしよう)寺八世頭室伊天により天正元年(一五七三)に創建され、のちに馬喰(ばくろ)町(現中央区)に移った。明暦三年(一六五七)の大火で類焼し、浅草へ移転した。境内は拝領地。昭和初年現北区西ヶ丘(にしがおか)へ移転。浄土宗清光寺は年代は不明だが駿河田中(たなか)領に創建された寺で、寛文五年(一六六五)水戸藩主徳川光圀の援助を得て浅草へ移転、建立された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by