浅草行安寺門前(読み)あさくさぎようあんじもんぜん

日本歴史地名大系 「浅草行安寺門前」の解説

浅草行安寺門前
あさくさぎようあんじもんぜん

[現在地名]台東区松が谷まつがや一丁目

東は新堀しんぼり川、南は新寺町しんてらまち(現浅草通)に沿う。行安寺境内の東と南に立てられた門前町屋。南は通りを隔て浅草正行寺あさくさしようぎようじ門前・浅草本立寺あさくさほんりゆうじ門前、東は堀を隔て浅草本願寺。文政町方書上によると行安寺が柳原やなぎはら(現千代田区)にあった当時の寛永六年(一六二九)に開設された古門前町屋である。寺とともに正保二年(一六四五)浅草新寺町に移り、延享三年(一七四六)より町奉行支配となった。町内間数は南北五五間二尺五寸・東西四二間五尺で、西から北へ折回す片側町。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android